愉快な女の子が出てきましたね。突っ込みどころいっぱいで、一緒にいて、笑顔が絶えませんね。適当キャラといえば、すぐに浮かぶのは高田純次さんですが、あの適当さが肩が凝らずに、気楽にユーモアが楽しめて、明るさとおもしろさに、気持ちがスッキリして、癒されるのです。それ以前の適当キャラは、植木等さんです。植木等さんの場合は、無責任男の異名さえ取るほどで、あとさきの事を考えない行き当たりバッタリぶりが痛快で、その場しのぎの適当さに、腹筋がつるぼど大爆笑していました。あのその場しのぎの適当さは６０年代の安保闘争で、国会で責任を追求されて、逃げ腰でその場限りの答弁でお茶を濁す政治家を皮肉っていますね。ここに、作家青島幸男さんの毒舌たっぷりの諷刺の痛快さが炸裂するのです。そう考えると、この適当な女性は、毒づいているとまでは言いませんが、幾分やさぐれてますね。それなのに屈託のない表情、ある意味、無責任な気楽さがもたらす幸せ感が可愛らしく思えて、憎めません。まさに、適当男の高田純次さんと無責任男の植木等さんを足して２で割って、女にしたような痛快キャラです。突っ込みたくなるボケキャラの愛嬌に誰もが笑顔になれます。或る意味、幸せのスタンプです。そして、いい加減にやり過ごす姿勢は、今の時代を反映しています。確かなものがなく、頼りになるもの、あてになるものが見つからない時代だから、考え方、言動も不確実、不明確なものになってしまうのです。この女性はまさしく時代の申し子ですね。適当なシチュエーションで、答えが見つからないときに、このスタンプは便利ですね。どうにでもなるような感じが、使うポイントですね。（2019/08/14 18:54）